• 和モダンな器

2015年、心機一転「陶仙房」から「閑古錐」へと屋号を変更いたしました。

閑古錐とは、古くて先がまるくなり、使えなくなった錐のことです。

切れ味の悪くなった錐は、道具としては役に立ちません。

でも長い年月を費やし、来る日も来る日も穴を開け続けてまるくなった錐には、

ただ鋭いだけの錐にはない、円熟した魅力があります。

もうひとつ、禅では、真の修行者のことを閑古錐といいます。

私もこの道で一生修業していきたいと思っています。

屋号に恥じぬ円熟した魅力を醸し出せるよう精進して参ります。